4月22日【逆境に負けず佐賀県らしさを大切に/東鶴酒造株式会社】江戸末期、1830年に創業以来、佐賀県多久市で酒造りを営んできた東鶴酒造。しかし、日本酒の需要減少に伴い経営が難しくなり、平成元年から酒造りを休業する事に。 野中保斉(のなか やすなり)さんは、大学卒業後、一度は家業を継がず異なる職種に就職しますが、6代目東鶴酒造の杜氏と...
4月2日金冠黒松で知られる岩国の村重酒造、8号酵母で席巻!日本三名橋の1つ『錦帯橋』の上流約5キロにさかのぼった山間に位置し、寒冷清涼、豊富な水源を活用して酒造りに勤しんでいる村重酒造。 2019年より杜氏となった金子圭一朗さんが、昭和52年に頒布中止となった幻の「きょうかい8号酵母」で醸造した日本酒「eight...
3月23日京都府初の女性杜氏 葛藤を経て自分らしい酒造りに / 向井酒造宝暦4年(1754年)、京都北部、丹後半島の東に位置する伊根町で創業した「向井酒造」。伊根町は伊根ブリやイカ、岩ガキ等漁業が盛んで、伊根湾を囲む海に面した舟屋が連なる町並みで知られています。 発売されてから20年近くになる「伊根満開」は、穏やかな甘い香りと果実の様な甘酸っぱ...
2月4日2021年誕生!自由な醸造スタイルで生み出す新しいサケの輪/LIBROM福岡県でエディブルフラワーやフルーツを加えた独自のクラフトサケを製造する「L I B R O M Craft Sake Brewery」 300Lサイズのタンクを3基備えた小さな醸造所では、福岡県産にこだわった原料から生まれる、丁寧な仕込みの酒が日夜生み出されています。香り...
1月18日日本一小さい酒造メーカー!?/フルーツリキュールフリークス2014年設立。京都の古民家で営むベンチャー酒造メーカー「フルーツリキュールフリークス」。 大手メーカーでは真似できない果実を贅沢に使った果実酒が人気です。 代表の姉崎さんはもともと趣味で果実酒を造っていたといいます。果実酒へ熱い思いを持っている姉崎さんですが1人で晩酌はし...
1月8日約150年の歴史を持つ老舗蔵/本坊酒造明治5年(1872年)に鹿児島で創業した本坊酒造。 複数の製造所が各地にあり焼酎のほかウイスキーやブランデー、ワイン、梅酒、スピリッツ等、それぞれの地域にあった美味しいお酒を造り続け、地元のみならず日本中で愛されています。...
1月7日常識を疑うことから始まる酒造り/土田酒造季節によって表情豊かに見せる群馬県川場村・武尊山。日本百名山にも登録されている山の麓には1907年(明治40年)創業の土田酒造があります。仕込水は勿論武尊山の伏流水を使用しています。ここは、戦前に行われていた日本酒の品評会に連続で入賞した蔵にだけ与えられる「名誉賞」を獲得し...
2021年11月3日青空を見ながら呑みたい酒/藤岡酒造しっとりと夜更けに飲む酒も良いけど、休日の昼間から縁側で青空を眺め、またはそんな青空を思い浮かべながら飲む酒はいかがでしょう? 全国でも酒蔵の街として知られる伏見の地で92年の長い歴史に一度は幕をおろしましたが、それから7年の月日が経ち見事復活を遂げた「藤岡酒造」。...
2021年10月27日老舗酒造がチャレンジし続ける背景とは?/小正醸造東シナ海に面した鹿児島県日置市西部。日本三大砂丘 吹上浜からは空との境界線がわからいほど澄み切った海やオレンジ色の夕日を眺めることができます。文字にするだけで自然に恵まれていると感じるこの地には、1883年の創業から本格焼酎を柱とする小正醸造があります。日本で初めて樽熟成焼...
2021年10月23日南部美人のあくなき挑戦岩手県内陸部北端に位置する二戸市。折爪岳の頂上や馬仙峡からは絵葉書でしか見たことがないような美しい景色が一望できます。株式会社南部美人は1902年(明治35年)醤油の醸造元として創業した後、自然に恵まれた資源を用いて酒造りを始めました。...
2021年10月22日豊かな自然育む与謝野町で魅せる観光と酒/与謝娘酒造1887年から京都北部の与謝野で酒造りを始めた与謝娘酒造。江戸時代から続く木造の酒蔵は、温度・湿度において最適なコンディションを保ち、気候変化の大きい土地の酒造りを支えています。代々、蔵と住居が連結した環境で家族を中心に酒造りを行っており、昔から変わらないスタイルを守り続け...
2021年10月7日自由な発想のジン作り/越後薬草「ハーブの女王」ことヨモギの生産地として知られる新潟県上越市。それは名物 笹団子にも使用されているほど。越後薬草は1976年創業以来、ヨモギを原料にした健康食品を販売。新事業クラフトジン「YASO」は女性にも手に取りやすいスタイリッシュなデザインが目を引きます。SNSでも大...
2021年10月7日日本が世界に広めたい!Japanese GIN 赤鳥居光武酒造場は1688年に佐賀県鹿島市で誕生して以来、333年以上日本酒を造り続けています。「伝統の中の革新」を合言葉に、2000年以降に焼酎やジンを製造開始、また北斗の拳など多数のアニメ商品ともコラボレーションし、時代の一歩先を歩み続ける酒造メーカー。光武博之社長にお話しを...
2021年10月7日本当に美味しいと思うお酒を届けたい」若手社長の想いとは?/天領盃酒造新潟県佐渡島の最高峰 金北山。花の百名山にも選出される山からは絶景を堪能することができます。この地に根差す天領盃酒造を2018年に加登仙一さんが個人で買収し史上最年少の24歳で社長に就任。日本酒に興味を持ち始めたきっかけは、大学2年次でのスイス留学だそう。...
2021年10月4日クラフトビールの多様性と豊かさの追求/Far Yeast Brewing2011年創業、2012年にオリジナルブランド「馨和 KAGUA」をベルギーでの委託契約醸造(醸造所をもたない「ファントムブルワリー」)により販売開始。その後、2017年には山梨県の小菅村に自社工場「源流醸造所」を設立し、今では直営飲食店を複数拠点持つ「Far Yeast...
2021年10月4日焼酎の新たな可能性を目指して/大山甚七商店芋焼酎のメッカである鹿児島。その中でも砂風呂で有名な観光地・指宿市の鹿児島湾の目の前で焼酎を造りを続けてきた大山甚七商店。海岸線沿いを指宿・枕崎線が走り、蔵からも宮ヶ浜の海岸を臨むことができます。代々受け継がれて来た伝統の味を守りつつも、近年ではシックな大人な雰囲気のボトル...
2021年10月2日京都から新たな発酵文化を築く/AMACO CAFE(京つけもの 西利)京都でおつけもんといえば「京つけもの 西利」。有名観光地の各所で買い求めることができ、浅漬けブームの火付け役でもあります。 漬物製造で培った長年の発酵研究を活かして、野菜と発酵のチカラでよりヘルシーに、いつもの食事を健康的に楽しむための商品を提案。これまで漬物に興味がなかっ...
2021年9月21日神田発祥の造り酒屋が今だから造りたいものとは?/豊島屋グループ慶長元年(1596年)、神田鎌倉河岸にて創業した東京最古の酒舗の流れを汲む酒屋「豊島屋」は、店内に立ちのみスペースを設けつまみを提供していたことから「居酒屋の元祖」とされています。ひな祭りで飲まれる『白酒』発祥の店でもあり、江戸で流行しました。その長い歴史を見直し、現代人に...
2021年9月20日その地に根ざす真の酒造りを/上川大雪酒蔵大雪山系がそびえ立つ北海道上川郡上川町。国立公園に一歩踏み込めば、空との距離がこんなにも近かったのだと気づかされます。2017年、大自然に恵まれた町に新しい日本酒の酒造会社 「上川大雪酒造」が誕生しました。社長の塚原敏夫さんは元証券マン。日本酒の製造を中止していた三重県の酒...
2021年9月19日470年の伝統から次の500年に向けて。伊丹から発信する醸造酒/小西酒造小西酒造は兵庫県伊丹市で、1550年に創業した470年続く酒蔵です。 酒と言えばどぶろく(「濁り酒」)しかなかった時代に、麹造りの麹米ともろみの掛米両方に精白米を用いる「諸白づくり」の製法を取り、澄んだ「清酒」を生み出した「清酒発祥の地・伊丹」。この製法により伊丹の酒は、遠...