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あられ一筋75年、京都の米菓を世界へ発信/ゆりやいっぷく


1945年創業の「株式会社ユリヤ」は75年間も地元の方に愛されているあられ専門店です。ほっと一服できる和む空間を演出したいと3年前に販売ブランドを「ゆりやいっぷく」と名付けられ、これまでのおかきを一新し、若者や世界に向けてあられを発信。

昔から職人さんそれぞれの自慢の味づくりにこだわっており、昔懐かしい「ちどりあられ」や素朴な手焼きあられから京都の素材を使ったオリジナル商品なども数多く販売しています。代表の光嶋英治郎さんにお話を伺いました。



Q 元々は卸販売業をされているんですね

はい、祖父が創業した頃は食料品全般を扱っていたそうですが、当時高級品でもあった事から「あられ」を専門に販売することになっていったと聞いております。父の代からは百貨店で販売する機会が増えて、徐々に名前を知ってもらうようになって、現在では観光地やホテル等で取り扱いが増えています。

3年前吉祥院に移転したのを期に、ほっと一息できる、和む空間を演出したいと「ゆりやいっぷく」と名付け、これまでのおかきと一新した若者に向けた商品づくりも取り組み始めました。

Q ゆりやいっぷくのあられの特徴について教えて下さい

職人の手焼きによる素朴な味はもちろん、どの商品も「もち米の美味しさ」をしっかりと感じていただける味づくりを大事にしています。また種類が豊富で、好みやシーンに合わせて味わいや硬さを選んでいただけます。

そうしたあられを一度に堪能できるのが「京風ごのみ」、約30種類のあられや珍味が詰まったいる看板商品です。改良を重ね続けているだけでなく、時代や時季に合わせて中身を変えるなど、常に進化しています。色とりどりで上品な見た目から、催事など人が集まる場でも活躍しますし、ほっこりする味わいで、子どもから年配者までおやつやお酒のアテなど、幅広い層、さまざまなシーンで親しまれています。



Q 京野菜を使ったあられもありますね

京野菜あられとして、九条ねぎや京みぶ菜、堀川ごぼうを練り込んだあられがあります。

京都の食材にこだわり地産地消を目指したいという想いから生まれましたが、なかなか野菜だけではバリエーションを増やしていくのが難しいため、京野菜だけでなく京都の素材にも展開しています。



Q そうして誕生したのが「京咲く咲くぼ~る」なのでしょうか

はい、元々あられのイメージを一新したい、スナック菓子に慣れている若い世代の方にも手に取ってもらいたい、という想いから京都の素材を使用した新感覚のお菓子が誕生しました。

空気がふわっと入った「ふわサクッ」の柔らかめの食感のあられ、餅生地の乾燥具合や焼きの温度加減がとても重要な商品です。包装も小袋で食べやすくかわいらしいパッケージにしました。お土産にも喜ばれています。

Q 京都のメーカーさんともコラボされてますね

はい、珈琲は「トラベリングコーヒー」さんの監修です。今までもコーヒー味の違ったタイプのあられがあったので、意外とコーヒーともち米とは相性が良いと感じていました。京都はコーヒーも盛り上がっているので着目していた所、トラベリングコーヒーの牧野さんとご縁があり取り掛かることが出来ました。

また、地元の酒造メーカーさんとコラボしたいという想いから、飛び込みでお願いして誕生したのが「佐々木酒造さんの酒粕を使った「洛中甘酒」です。

一番最近出来たのは京都・祇園のカレーうどん専門店「味味香」さん監修の「和風カレー」です。なかなか旅行もしづらいご時世ですので、商品を通して少しでも京都の雰囲気を味わってもらえたら嬉しいです。

Q コラボする中でこだわっている点はありますか

コラボしていただいている会社に認めていただけるクオリティが出せる様に、何度も相談・試作するのはもちろんですが、最終的にはもち米の味のうま味をしっかり感じてもらえる様な仕立てに仕上げています。米はあられに適しているとされている佐賀県の「ひよくもち」を中心に、北海道の「風の子餅」等を使用しています。今後は京都丹後のお米を使用したあられの開発もしていきたいと考えています。


Q 海外へ向けての販売も視野に入れていますか?

10年前、中国で京都物産展のイベントが開催されるとの事で参加し出荷手配をしましたが、東日本大震災が起こった年で、輸出先が放射能の影響を懸念した為に商品が全て無駄になってしまった事がありました。それ以来輸出に関しては躊躇している部分があったのですが、コロナ禍で日本に来られない海外の方向けのアウトバウンドの話が出てきて挑戦してみようと思いました。現在シンガポールでテスト販売をしていて上手く行けば、今後は更に展開出来たらと考えています。

『生活に寄り添う様に手軽にあられを親しんでもらえたら』とあられのイメージを変え、裾野を広げたいと、老舗の味を守りつつも新しいことに挑み続ける「ゆりやいっぷく」

子どもから大人まで楽しめる現代版へ進化したあられ、日常に添えてみてはいかがでしょうか。





【基本情報】

株式会社ユリヤ

URL https://www.kyo-arare.co.jp/?mode=f2

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